10年以上のありがとう

ぼくの家族 (愛蔵版コミックス)

ぼくの家族 (愛蔵版コミックス)

気持ちが落ち込みがちになる。今日もそうだった。amazonから届いたので、読んだ。南Q太を初めて読んだのは10年前の16歳のときに『あたしの女に手を出すな』だった。色んな作風のマンガがどれもスタイリッシュで、それなのにかっこつけている感じがしなくてすごく好きになったことを覚えている。まんだらけで兎に角、一生懸命揃えた。
もう10年お世話になっている作家さんかと思うと驚いた。いつも私の心に働きかけて励ましてくれるマンガを描いてくれる作家さんだ。10代のヒリヒリした恋愛観も、今の大人の恋愛観のどちらも私が体験することのない恋愛なので、読んでいて目からウロコが落ちる。
因に昔は『こどもの遊び』に「どこまでだって行ける」って言葉があって、いい言葉だと思ってた。今回の作品に「もっといろんなところへいけるはず」とあって、なんて絶妙な表現だ。と思った。なので、私の一行紹介はそこから頂きます。

リアリティがあって、人の気持ちの呼吸があって、心地いい。それにしても南Q太さんの作品は、食べ物が美味しそうに描かれていてよいね。私もたまに真似してつくっている。今日、美味しいパンを一斤もらったので、明日はオイルサーディンのトーストを作ろう。