ぐるりのこと。 レンタルビデオ

リリーフランキーを「情けなくて、女好きなおっさんだなぁ。」という印象で見ていたのですが、物語が進んでいって、木村多江に異変が起きたときに抱きしめて説得する言葉に「好印象の男性像」を感じました。


心が壊れるきっかけは現代にはそこらじゅうに、うじゃうじゃあって、そのきっかけに辛い気持ちのスパイラルにはまりこんでしまった人とその人を見守る家族の姿を原作者の梨木香歩さんは描くの上手だなぁ、と思います。『西の魔女が死んだ』を観たときも思ったけど。


どんな名言よりも、隣で誰かが見守ってくれる。それだけで救われると思った反面、事情があって独りぼっちでいる人の現実はどうなのだろうかとも考えました。
分かり合える人はいるって、羨ましい。