アメリカン・スーパー・ダイエット―「成人の3分の2が太りすぎ!」という超大国の現実
- 作者: 柳田由紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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と主治医に言われて、馬鹿馬鹿しい本を探して手に取った一冊。
私自身も時折、このブログにも体重やら身体特徴の変化やらを記録しておりますが、肥満とは付き合いが長い。
服薬による、薬の副作用といえば仕方ない気もするけど、周囲には薬を飲んでいることをあまり話していないので、周囲にしてみれば私はただのデブ。
「違うんだって、薬の副作用なんだって!」
と、今までなら言っていたけど、三年前に半年で15キロ減に成功して、一年でリバウンドした経験を持つ故、薬だけとは言いがたいらしいという事実を突きつけられた。
リバウンドって減量前より体重増えるんだよね?だったら私は増えてないだけいいのか。いや、違うだろ。痩せたいって。
しかし、この本で語られる肥満のレベルは桁違い。
肥満体国アメリカ。
そのアメリカの肥満の現状。
fatの恋愛・結婚。
fatの社会的差別。
fatの社会貢献運動。
fatの改善手術。
fatビジネス。
fat改善プログラム。
様々なアメリカの肥満を取材している一冊。
世の中のお嬢さん、体重の500gの増減に一喜一憂している場合じゃないですぜ。こちらは命がけで体重を落とそうとしているのだから。
日本の脂肪吸引もなんちゅう手術だと思ったけど、アメリカには胃を切除して痩せようとする手術もあるんだからね!(しかもその手術をした後に、胃が元通りになった人までいる)
この本を読んでも自分の体脂肪率の問題解決にはならないけど、突き詰めて追い込んでまで自分の体脂肪率に悩むのは程々でいいかもしれんと思えるようになります。