シーサイドモーテル ソラリアシネマ

生田斗真好きの友人と、再映に行ってきました。
ソラリアシネマの再映では、一度貸し切りで観たことあるんですが、今回の映画は満員。
観終わって友人が
「あのおばさん達(本当におばさんだらけだった)は全員、生田斗真目当てだよ…。」
と言っていて、まぁ私たちもだけどねと苦笑いした。
リアルの生活に男性でいい想いをしていない人はジャニーズの映画にくるんかねぇと話し合って、自分たちもそうなのでは?と悲しくなりましたが。しかしアイドルは癒しの存在である。


トーリー、ドタバタコメディと思いきや、結末は以外にドライ。
一晩で色んな夢や野望が散り去るのです。
日常は昼だとしたら、夜は非日常。物語が進むに従って、山奥のシーサイドもテールに泊まる各々の客が
「今夜、何か、人生変わる劇的なことが起きるんじゃないか?」
って期待するけど、夜明けと共に日常に戻る。
しかもそれぞれちょっと不幸な感じに。といった具合。
そうそう、人生うまくいきすぎるわけないじゃーん。と思って、映画館を後にした。
生田斗真麻生久美子の恋愛(商売?)の駆け引きも面白かったけど、別の部屋に現れた拷問師の出で立ちにも笑わせられた。


映画館の中は夢の世界。
色んなことにわくわくして、結末がうまくいくと、私はひねくれた性格故にやさぐれるけど、この映画では笑わせてもらったのに、やさぐれることもなく。よかったです。
友人の
「『人間失格』より『シーサイドモーテル』の生田斗真の方がいいね。」
という言葉には大賛成です。