UCキャナルシティで今月観たもの

インシテミル』 11/12
宣伝の番組を観ていたけれど、宣伝番組と映画では登場人物の雰囲気も全く異なっていて、役者さんってすごいなぁと思うところ。
サスペンスは小説も読まないし、映画もたまーに観るくらいなので『インシテミル』はすごく新鮮でした。映像的に怖い部分もたくさんあるし、人間の心理的にもすごく怖い部分があって、あっという間に観終わったという印象でしょうか。
大金が懸ったデスゲーム。人間の黒い部分が丸出しのキャラばかり。石原さとみの目つきが怖かった…。綾瀬はるかには絶対に何かある。と思っていたけれど、こんなオチがあったのか…。と思いました。なんか藤原竜也が滑稽にも見えたな。純粋すぎる人間で。こういう人っているのかなぁとも考えたけど…。私は舞台で藤原竜也を観るのが好きなので、映画のスクリーンになると大画面で大仰に演技している姿が、というか格闘シーンでアイスピッグが刺さった瞬間の痛がり方が凄かった。他の出演者の演技と比べると、ちょっと違和感あったかも。舞台ではあれくらい大きく動いてくれないと分からない。でも今では学生の頃みたいに気軽に東京までは藤原竜也の舞台も観に行けないし、スクリーンの藤原竜也にも慣れないと。
北大路欣也さんはいつ観ても素敵です。


『フラレラ』 11/15
BONNIE PINKのデビュー15周年で作られたという映画。
それぞれの監督が年齢と曲名ごとに、メガホンをとるオムニバス形式、主演はあらゆる年齢の佐藤江梨子。ストーリーは失恋もの。という映画。途中アニメもあり。福岡では1500円で二週間限定で観れました。
どの年齢の佐藤江梨子BONNIE PINKの歌の流れみたいに悲しく、でも元気が出る感じでふられてたなぁ。
失恋ものは自分の恋愛と比べて(フィクションと比べてどうするという突っ込みはなしで)笑ったり、泣いたり、共感したり。感情の起伏が激しくなって、観終わると清々しい。
福岡のアニメの専門学校の学生が携わっている作品があったからなのかな、上映館にその学校の生徒とおぼしき男女グループがたくさんいたのは。
あらゆる年齢の佐藤江梨子がふられまくっているので、今までの恋愛で失敗したことも、これからの恋愛で失敗するであろうことも、
「ま、何とかなるよ、心折れても時間が経てば起き上がれるさ」
と言われたような気がします。