待ち時間もなんのその

星守る犬

星守る犬

ダヴィンチに載っていて気になっていたけど読んでなかったマンガを歯医者さんで発見。私のかかりつけの歯医者は院長先生がアカデミックなマンガを待合室の本棚に並べている。私が幼い頃は手塚治虫の作品、ここ数年は『Dr.コトー』に『わが指のオーケストラ』『玄米先生の弁当箱』など感動的で尚かつ知性を匂わすマンガが多い。
その歯医者にあっただけのことがあります。
人がいて、その人のぬくもりと、本来なくてはならない優しさと、生きていく上では仕方の無い不器用さが詰まった一冊でした。寂しい悲しいと思うかもしれないし、無情と思われても仕方のない結末かもしれないけれど、ジーンと心温まる物語です。
人は本来温かい。そんなことを忘れてしまいそうになるような忙しい日常だけど、この本を読むときっと温かい気持ちが巡ってくるはず。