ボーイズ・オン・ザ・ラン レンタルビデオ

観ました、いけ好かない松田龍平
非モテ男子と処女女子とチャラ男の織りなす三角関係にもならない、非モテ男子のみじめな恋愛模様
チャラ男というか、器用に生きている人間と、非モテ男子というか、不器用に生きている人間の両極端の恋愛模様を観ていて思ったのですが、どちらかに感情移入するならどちらか?と言わなくても非モテの気持ちに感情移入しちゃう。

生き方・恋愛・仕事。どれをとっても冴えない男が恋をして真剣になってそれでも報われなくて。。。
現実味あるなぁなんて思ったり。かくいう私も去年の今頃、天神の母に
「目立つ男の人よりも地味な男の人にしなさい(恋愛相手でという意味)。」
と言われて、その言葉を無視してモテてる人に惹かれて玉砕して、という経験を踏まえているので、なんだかモテと非モテについて色々と想いを馳せるのですが。
しかし想いを馳せても、モテない系の自分が非モテ男子とわかり合えるかというと、そうでもない。
世の中こんだけ男と女がいて、つがいにならない男と女がたくさんいるのは何故でしょう。相性とも思うけど、お互いを認め合えることが出来ないからかもしれません。


主人公の田上君のような男子に
「私と付き合いなよ。」
と仮に私が言ったとしよう。しかし田上君はあからさまに可愛い女子だけを見つめてモテない系(しかも体重過多)の私には見向きもしないでしょうね。。。
お互い歩み寄らないと駄目なんだよ。
でも無理してくっつく必要もないか。


器用にすり抜ける人間よりも、不器用な人間の方が愛おしいとはいいにくい。自分の恋愛観をハッとさせられる映画でした。
モテ、非モテ。どちらも苦労しているんでしょうよ。