宝塚博多座公演 『フットルース』と藤原竜也子


夏の恒例行事といえば、私はここ十年以上ずっと八月は博多座で宝塚公演を観ることです。(入院したり、チケット取れなかったりした年もあって皆勤賞ではないものの)
今年も行ってきました!!ここ数年、宝塚博多座公演は二幕のレビューが少なめで寂しいと感じていたんですが、今年はレビュー無しでも随分と楽しかったです!


今回の話は映画が元になったもので、シカゴからバーモントへ移住する男子高校生が主人公の話。都会から田舎町へ越してきたレンには、俄に信じられない規則で縛られた町バーモント。四年前に起きた、悲しい事件がきっかけで町中ががんじがらめになっています。踊ることが条例で禁じられた町で、レンを始めとする高校生たちが厳しい牧師や議会を相手に自由をもぎとろうとするストーリー。


ところどころに、ご当地ネタが盛り込まれ(通りもんとかね)、そして主人公の台詞の中には宝塚の大先輩のCMの台詞「あきらめないで」の物まねなどが遣われ、笑いをさそいつつアドリブてんこもりの舞台。ジェンヌさんもノリノリです。


今回の公演で「斬新だなぁ」と感じたのは、ペンライトの導入!今までの宝塚は、客席と舞台の間に距離がある感じ(まぁどの舞台でも大抵距離があって、ない方が珍しいですが)だったのに対し、今回はペンライトで客席とジェンヌさんが同じ動きを練習しクライマックスで、双方がペンライトを振り回しました。
これがかつてない一体感!まるでライブに行ったかのよう。そして座席と舞台の近さが功を奏して、いつも遠巻きに憧れていたジェンヌさんが身近に感じられたのが嬉しかったし、楽しかった。


また来年も宝塚を観るのが楽しみだ!


そういえば数年前に母と、博多座宝塚公演を観ていたら客席に藤原竜也にそっくりな女性がいたんですよ。母が彼女の存在に気付いて、私に知らせて、私もその姿のそっくりさにたまげたという話なんですが。その藤原竜也子さんが、今年の公演にも客席にいらしていて、奇しくも私の左斜め前の席に座っていたんです!!なんたる偶然。


この頃、藤原竜也への熱が冷めたはずなのに、『I'M FLASH!』のことが気になったり、『日の浦姫物語』の仙台公演があるなら福岡でも上演して欲しいと思ったり、劇シネの『シレンとラギ』は作成されているのだろうかと思ったりしてたけど、竜也子さんの存在で確信しました。タットゥーヤ熱復活です。
劇場で芝居観たのも再熱の所以だと思います。就職したならば、一泊二日でいい、東京に行ってタットゥーヤの舞台観たい。ファンクラブに入りなおしてチケット取りたい。テレビドラマやスクリーンのタットゥーヤではなく、生のタットゥーヤが観たいです。


そんな気持ちにもなった公演でしたとさ。