カルピスを作る

自宅に籠るのがイヤで、レンタルビデオを返しにいった。各停しか停まらぬ駅のホームはうら寂しくて、小魚&アーモンドを爽健美茶片手にぱくついているおばさんを少し遠目に眺めた。
電車に乗り込むと、平日の三時という平均的な時間でない車内には、色んな人がいた。お見合い電車が好きなのは、携帯を片手にニヤニヤしていたり真剣にモニターを睨んでいたりする人をぼんやり眺められるから。幸せそうに笑う男性に、恋人からのメールかと思ったり、必死にメールを打ち続ける女子の文面を想像したりする。最近、人と接する機会が滅法減って、私はどうもさみしいらしい。
昨日、久しぶりに会った知り合いがかなりかっこよく見えて、戸惑った。そのことを別の知り合いに話したら大爆笑された。
「目の保養、足りてない。末期やわ。天神行ってくれば?あの人かっこよくないから!」
だそうな。駄目なんだよなぁ。自分のことを知っている人が笑顔で接してくれるだけで、もう嬉しいんだ。男女問わず。男なら更に嬉しい。今の状況では男友達に会えないな。会っただけで好きになる鬱陶しい女になりそうやわ。と思う。

顔が火照って困る。日光を浴びるの、冬は嬉しいことなのに、日焼け止め塗っても、顔が赤くなる。熱出ているのかな。そう思って冷たいものを飲もうとカルピスをつくった。及第点の味。水と氷とカルピス原液の割合を間違える。夜は暖かいカルピスにして飲もう。紙パックの水玉も可愛いのだけど、やっぱカルピスは瓶だよな。来年、お世話になった先生にお中元贈るときに自分宛にカルピスギフトも送ろうと思う。
カルピスを飲み干したら、顔の火照りは安らぐかと思ったけど、そうでもない。冷たいグラスを頬に当てると気持ちが良い。しかし、コカコーラのグラスにカルピス注ぐとは、どういうことだ。そうだ、今度はカルコーク作ろう。