4月に観たもの

映画、今日もレディースデーだから『マイレージ・マイライフ』に行きたかったけど、明日からのスケジュールと財布の中身と相談して中止にする。不景気。


ソラニン』 UCキャナルシティ


原作のマンガを読んだのはかれこれ三年前くらいだっけ?あらすじは覚えていて、各所各所を忘れていたので懐かしく観ました。
映画の役でその女優が苦手になることが私はあるのですが、それでも宮崎あおいは可愛い。『ギミー・ヘブン』の頃の苦手意識はなくなったな。
高良健吾君がどんどんかっこよくなってきていて、それが嬉しい。
初めて観たのは大森南朋目当てで観た『M』のとき、それから『フィッシュ・ストーリー』では眉無し君になり↓(バンドのボーカルね)

蛇にピアス』でもとんがった役をして『ハゲタカ劇場版』ではちょい役だったけど、今回は!!

すごくナチュラルな男の子になっている。私自身がこういうカップルになりきれなかったことをちょっとさみしく思う。
現代の若者のリアルなのかなぁなんて思って観たけど、この作品に感情移入する人は立派な大人になった人なのだろうか。それとも、今ももがいている人なのかな。多分、後者。立派な大人になった人は『ソラニン』を観て「青臭い」とか思うのでしょうか。


東のエデン』 シネリーブル博多駅


テレビ版を観ていないとストーリーについていくのが難しいと知らずに、前編を観ました。そして後編が公開される前にDVDで予習していこうと思っていたのに間に合わず、劇場版だけ観ました。
面白かったけど、色んな伏線をきっとわからずに観ていたのだろうと思うと心残りです。アニメのTV版をチェックするのって大変。
夢みたいな話だなと思った。現実味があるような、ないような、そうかだから映画なのかぁと実感しました。
テレビ版を観ないとよくわかんないな。
映像、サントラともに美しかったです。


『オーケストラ!』 KBCシネマ


大当たり!テンポ良いストーリー進行と、笑いから感動へと変化していく人間関係。
最後のシーンまであっという間だった。「うまくいきすぎじゃない?」って思う人もいるかもしれんが、それは映画だし…。
歴史の勉強にもなりますよ。美しい音楽に人生を捧げ、美しくない歴史に翻弄された主人公の逆転物語。
ドタバタコメディ風なのに、しっかり一人一人のキャラに味がある。
主人公の奥さんがたくましく美しかった。
苦い経験、辛い過去、それを受け入れて生活する中でミラクルが起こる。
人生捨てたもんじゃないと思えました。そして才能ある人は、その才能がさびないように努力してるんだな。


私自身の今まで苦い経験をしたことを思い出しました。そんな苦い経験が終わっても、懸命に生きようと勇気づけられました。
映画は自己投影と、それによる励ましがあるから観ていて爽快になりますね。そんな映画に出会い続けたい。