一人暮らしを思い出させる匂いとラジオ


この頃の日記は食べ物の写真ばかりだから、今日は同じ部屋で暮らす生命体、Jiroの写真を。今は木が生長する季節なので、葉も生い茂って青々としてよいです。昨年の秋に雑貨屋さんで一目惚れして買った頃に比べると随分と立派になった。元々この樹の葉は生長すると、ちょっとくすんだ茶色になる。昔は葉の色がくすんでくると、元気ないのかなぁなんて心配してたけど、そういう樹らしいとわかると安心。それにしてもいつ見ても新葉は可愛い。


暖かくなると、海への憧れが強くなるのは私だけかな。この季節になると、部屋のアロマを海のものにするのだけど、これは学生時代の一人暮らしの部屋の為に買った雑貨。その頃は大学の近くに住んでいたにも関わらず、自分の部屋で論文を書くことが多かった。ずっと論文を書いていると行き詰まってしまう、悩み抜いた結果、気分良く書くにはアロマだと思い立って買ったという思い出が。
この雑貨はもうかれこれ三年くらい、海が恋しい季節になると部屋に飾っている。匂いの記憶は結構鮮明なもので、この匂いを嗅ぐと前に住んでいた部屋の床の絨毯の感触や、よく作っていたトマト雑炊の味など、色んなものを思い出す。
その頃よく聴いていたのがLoveFMというラジオ局で、外国人のAJが海外アーティストの楽曲や話題を英語を交えて放送するという特徴の放送局。現在のプログラムは昔のプログラムと比べると、随分変わっているけど、それでも懐かしい。先ほどから久しぶりに聴いてます。
学生時代といえば、フレンチポップにはまっていた頃でもあり、一人暮らしの部屋の近くにはフランス家庭料理のお店があって、ランチは千円でフランスの素朴な料理が食べられるのでたまに奮発して出掛けていた。そのお店は今はもうないし、そのお店の帰りに寄っていたTSUTAYAも潰れた。時間は経っているのだと改めて感傷に耽る。


さて、リハビリの準備をして出掛けるか…。
病院に向かう道の途中で川沿いを歩くのだけど、そこが「あじさいロード」という名の通りあじさいが植えられていて、この季節は歩くのが楽しい。雨つゆに濡れるとあじさいって嬉しそうにしているように見える気がする。