鳩やんの顔とくりそつの件について…

マスタード・チョコレート

マスタード・チョコレート

昔、コミックエッセイで読んだ作家さんの初ストーリーものを見つけました!
雑誌のダヴィンチで、新刊の案内を読んで、発売を楽しみに待つのもいいけど、本屋での偶然の出会いってのも嬉しい。


人と上手く接することの出来ない主人公が、美術予備校に通い始めて、少しずつ居場所と人との関わりを見つけ出す話です。


倫子さん(主人公)の感じる孤独感は、共感出来るような出来ないような。
若さ故(高校生だしね)のこういった感覚はあるよなぁ…と自分の10代の頃を振り返って読みました。


人から好意を持たれること。
男女は関係なく、心を開ける相手が出来ること。
そういうことがあるから、少しずつ成長していけるんだよねぇ。
そんな風に思って読みました。


結末に意外さを若干感じたけど、丁寧に読み直してみると、こうなって然るベしだなといった感じ。


冬川さんの次回作が楽しみだな〜。
今回の作品は、倫子さんが高校で馴染めなかった話や、倫子さんの魅力についての描写がもう少しあったら更に共感して読んだだろう…と思いました。
そんな訳で、次回の作品がどんなものが出るのかを楽しみにしてま〜す。