益田ミリ『ツユクサナツコの一生』のサイン本を読み終えて

自宅のリビングのこたつで麦茶を飲んでいる。

 

雨降りざぁざぁな土曜日の昼間!ですよ。本日は実家に帰る予定でしたが、それはやめて自宅におります。Hさんが三日前から熱を出していて、ひとりじゃ心細いそうな。ダウンしてるんだな。看病をしております。おいしいものを買って帰ったり、家事をしたり、色々と忙しい。まだ元気にならないんだよなぁ。内科に行ったら「細菌性の風邪」と言われたとな。ぐったりしていて、元気がないよ〜。

 

 

さて、昨日は仕事帰りに天神のジュンク堂に行ってきました!

目当てはこれ。

 

この本のサイン本を入荷したと聞きつけて、駆けつけたのだ!

サイン本まだあった〜♪嬉しいな!ゲットだぜ!

小説新潮での連載時から追っていたが、単行本は一味違う。加筆修正がものすごくあって、読み応えありました!初めて読む本のよう。面白かった!

ここ数年のコロナ禍のことをツユクサナツコの視点で描いたお話で、共感する部分、こう表現すればいいのか!こう言った現象や感覚は!って読んでいて、感心と納得の連続の作品でした。

ツユクサナツコの持っている感覚と、自分の感覚の近い部分。そして、人間の生まれつきの環境や境遇への不公平感とそれに対する不安感、人生の心許なさが描かれていて、そうそうこう言った感覚っっあるよなぁとしみじみ感じました。人の生き方とは人生との向き合い方とはを考えさせられる作品だった。

読み終えると心がアップデートされて、ものの視点が変わるというか。

読書は人生の追体験で面白いですな。これからも面白い本をたくさん読みたい!

益田ミリの切り取る世界観は、ささやかで、細やかで優しさと毒を併せ持っていて、素晴らしいと思います!これからの作品も楽しみだ。デビュー20周年を迎えた後も、面白い作品をずっと生み出し続けるってすごいなぁ!感動。

 

 

日々の細々したことや、詮無いこと、やるせないこと、嬉しかったこと、全部おぼえておくのは難しいけど、心の中にキラッと光ったことや傷はなるべく忘れないでいたい。

 

 

最近の良かったことは仕事が順調で、家庭面でHさんの体調不良などがあり「大変だなぁ」と思うことは多々あれど、乗り越えていけそうな気がすることかな。前は一緒になって弱っていたからなぁ。逞しくなったなぁ。

 

日々、前進するのですよ。それで後退することもあり。

その繰り返しです。